呼吸法の魅力
日頃のストレスを皆さんはどのように
解消されていますか?
毎日の子どもの世話や家事疲れ、仕事場の人間関係、上司からのパワハラで心身共に疲れている時、私が行っているストレス解消法があります。
それは、呼吸法です!
「呼吸なんて当たり前にしているよ。」と思う方もいるかもしれません。
私たちがこの世に「オギャ~。」と産まれた瞬間から現在まで呼吸は休むことなく行われています。
意識をしなくても呼吸活動が行われている。それは、自律神経が働いてくれているからなんです。
自律神経とは、自分の命を維持するために必要な働きを担っている神経で、呼吸したり、食べたものを消化したり、体温調節、心臓を休まず動かしたり等もこの神経が常に体内を調節してくれています。
ストレスが多い時や心配事がある時は無意識に身体が疲れてしまう呼吸をしているそうです。その状態が続くと、ちょっとしたことで怒ったり、身体が疲れているのに眠れない、何をするにもやる気が出ないという状況になってきてしまいます。
それを解消するのは、呼吸法。当たり前に行っている呼吸をリラックスできる呼吸に意識的に変えていくことで
私達の身体は快方に向かっていきます。
呼吸とは
「呼吸」という漢字は「吸うを呼ぶ」と書きます。
「呼」には、息を吐く。
「吸」には、すう、息をすう。
という漢字の語源からも分かるように
呼吸するとは、吐くが先で吸うが後なのが本来、正しい呼吸なのですね。
私たちが今まで行ってきた深呼吸「吸って~~、吐いて~~」は
順番が逆なのです。
呼吸は吐くことが大切で、しっかり吐くことで新鮮な酸素が入るスペースをより作ることが出来て、酸素が取り込めるようになるそうです。
吐くがメインの呼吸法で出産時に使われる「ヒッ・ヒッ・フー」でおなじみの
『ラマーズ法』もありますね。
私が行っている呼吸法は「腹式呼吸」メインのもので
姿勢を正して、鼻から息をゆっくりと吐いて、鼻から息を吸う。
というものです。
鼻呼吸について
呼吸をするための本来の器官は鼻です。
鼻から息を吸い込むと、鼻毛が吸い込んだウイルスや
汚れ、異物を体の中に入れないように吸着してくれます。
さらに奥の鼻腔でも粘膜などが雑菌を吸着し、吸いこんだ空気を加温加湿し、清潔で快適な状態にして体内に取り込んでくれます。
鼻には呼吸にふさわしい機能が備わっているのですね。
また、ある研究によると口で呼吸するのに比べ、鼻呼吸のほうが血中酸素の取り込みが
多いとのことです。
私達の身体にはこのような素晴らしい機能が備わっているのですね!!
それを使わないのはもったいないですよね。
皆さんも当たり前に行っている呼吸を身体がリラックスできる呼吸に変えて体調管理に役立てくださいね。